hitorigurashiのブログ

はじめてのひとりぐらし記録

夜が明ける 読み終わりました



三日間かけて、熟読し読み終わりました。


正直、さらば!とさくら と舞台

ほどじゃなかったかな(この3つは私の中で、

なんだか分からない感情が溢れて

心が揺さぶられまくったので

西加奈子さんファンになりました)


朝井リョウの正欲で感じた、他人事にしすぎないよう

という多分今のドライな時代に対しての

メッセージなんだと思う。

私もどちらかというと頼らずに自分のことは

自分でやりたいし、自分にも人にも厳しいタイプ。


(ちょっとここら辺からネタバレ?ぽいかも)

この本は、助けてっていうべきというメッセージが詰まってる本。

でも、助けてって言っていいんだよという言葉を

広めれば広めるほど、甘える人がそれを利用して

それに対して責任を被ったり

他の人の負担を考えちゃう人ほど、

言えないんだと思う。


今の職場でもそうだから…

(自分のことしか考えない人ほど

権利を利用しまくるけど、

それを被ったりフォローする立場の人ほど、

自分の担当も責任も重くなって、

容易に休めない現実が私の職場でも起きてます)


でもどちらが正しいとも言い切れない。

けどそういう人がいるから回ってるんだって

ことも忘れちゃダメだと思う。


今日も出勤し、そんなモヤモヤがあったからこそ

なんだか西加奈子さんの言おうとしてることが

「そうは言うけど…」という卑屈な受け取り方になってしまったけど

自分もそんな立場で我慢してるからこそ、

助けてが言えないし、助けてと言う人に

腹が立つんじゃない?と言う森さんの台詞は

まだ消化しきれていないけれど…


難しい。

やっぱりズルができないように整える必要も、

本当に困ってる人を助けるためにも必要なんだろうな〜。

うちの近所には知的障害者の方とか、

身体障害者の方とかが住んでるんだけど、

今日も帰り、そういう人たちが一生懸命歩いていて

こういう人たちに優しい世の中でありたいなーと

言う気持ちと。

3.11だった今日。

生きてるだけで十分だし何もいらないと

願った人がたくさんいる日で。

それが叶わなかった人もいるのに。


小さな事でぐちぐち悩んで幸せボケだなぁと。

思い出させてくれました。


正欲でも、夜が明けるでも、

世の中がどんどん

孤立して、

ドライになる中で、

繋がろうとすること 分かろうとすること

自分と違う考えの人に寄り添おうとすることの

大切さを感じました。

私も、良くも悪くも人に興味がなくて

自分にも人にも厳しい部分が抜けないけど。



長々とたらたらとまとまりのない文章。笑


お天気で嬉しい〜!

けど花粉が辛い〜