hitorigurashiのブログ

はじめてのひとりぐらし記録

最悪な誕生日→感謝の誕生日

ここ数日の出来事。


先週金曜日に、父が気管支鏡検査(2回目)

をやったけど、結果穴が分からず。

月曜日。

仕事に行って、

夜になり、父からの報告を受けていると、

手術が決まったとのこと。


木曜日に全身麻酔でやる…

水曜日に説明を聞きに来れれば来て。と。


祝日の火曜日には荷物を届けたら、

看護婦さんが荷物持って行ってあげても

いいよといってくれて

(本当はコロナでダメなルール)


父の顔が見れて.そして

果物も届けられて。


翌日は家族全員で父の病室へ。

手術の内容を聞くという目的ではあったけど、

久しぶりに4人揃い、

わいわいがやがや。

(これまでは面会と言えど1人ずつ)


あんまり長いと注意されちゃうので、

退出したけど。


帰りに、お墓参りに行き、

かわいい桜にも出会い、

手を合わせてきました。


手術の成功率が90%っていうことで、

頑張ろうねと前向きに家族で話しました。




翌日(木曜日) 手術当日、

術前にも1人ずつあって良いですよと

言ってもらって、

顔を見て、背中をさすって、

手を父にギュッてしてもらって。


そして、待機は1人しかできないと言われてしまったので、

母を残して私と妹は、ロイヤルホストと

ロッテリアへ。





手術に対しても前向きで、

私も妹もファッションの話をしたり、

お互い好きなように過ごしたり…

していたけど、

なんだか遅いね〜と。


15時から始まり、

17時頃には終わる予定が、

18時になっても連絡がなく、

18時頃、母から パパが出てきた!

と。


あわせてもらえるかもしれないからと、

妹と全力疾走。


走りながら読むラインから

人工呼吸器をつけっぱなしで、

目が覚めないと。


不安になりながら

向かうと説明を1人で聞いて心細くなった

母が出てきて、

上記のことを話してくれました。


看護婦さんが特別に…と

1人ずつ面会をさせてくれたけど、

妹が先に行き、

戻ってきたら、

「意識戻ったよ!」と。


次私の番で向かったら、

呼吸器をつけて、

白目むいてる父。

それでも徐々に両目頑張って開くようになってきて。


うなずいたり、反応はしてくれるけど、

こんな姿の父を見るのがしょうげきで、

かわいそうすぎて、

見てられなくて、

涙が出てしまいました。


前回も救急病棟で辛かったと話していた父。

今回も同じだろうに

さらに呼吸器繋がれてしまって

手なども結ばれてしまって、

どんだけ夜辛かったのだろうと思うと、

夜中本当に一睡もできず。

明け方6時にやっと眠気が来たけど、


朝方病院の先生へ確認をしようと思っていたので、

7時ころ起きて、

8時半に電話。


看護婦さんがとても優しく対応してくれて、

そういうのが何より沁みる。


手術を担当してくれた、外科の先生から

再度説明が欲しいと伝えたけど、

(母が気が動転してしまい、あまり内容が入っていなかったと伝えて)



電話を折り返してくれたのは、

元々ずっと担当してくれた、内科の先生で。

本人の意思で、延命はしたくない。

呼吸器は抜きたいと言っている と

聞き、

家族は、あーもういなくなっちゃうーと

大号泣。


妹に電話をかけて、

仕事を休んでもらって、

妹も大号泣していて。


私も母も大号泣。

少し歩くと涙が出てくる。


私は今日誕生日だったの。

なんて最悪な誕生日だろうと思って。

何にもいらないから、

パパだけ、パパの呼吸を戻してほしい。

パパをおうちに帰してほしい。

本当に綺麗事ではなくそれだけ。


1年間何も望まない。

と。何度も心の中で言い続けました。


朝方、パパから

と誕生日プレゼントを

母から受け取り。

(スワロフスキーのネックレス)


一生大切にします。


家族でなんどもなき、


でも、父にとって楽な方法はそれなのかもしれないと

すごく考えさせられて。

父がたくさん味方してくれたこと、

父と一緒に笑ったこと、

父がいつもおかえりと言ってくれた声、

父が怒ったこと

父が私に教えてくれたこと全部、

もう、聞けないのか できないのかと

思うと苦しくて仕方なくなった。

LINEでもなんでも

既読がつかない なんて。と。

返事がなくても父が 読んでくれてる

父がいる それだけで

どれだけ心が安定していたのだろうと。


すごく考えさせられました。

でも、昨日の父の姿がずっと頭に

残ってしまい、

あんなのを見たら、もう楽にさせてあげたい。


父がみたがっていた、桜の花を見せるために、

土手に行き散歩して、

お墓にもより、手を合わせて。


病院に向かい、先生が父の意思を

優先しようしてくれていること、

父と男の約束をして頑張るように言った

とのこと、

とてもありがたくて、涙が出てきて。

そして、叔母たちもきて、


呼吸器を抜いた父を囲んで、

家族3人で30分くらい。


昨日と同じ状態だろうと思っていたら、

頑張って呼吸して、

そして喋ってもくれて。

時折、笑ったりもして。


それだけで、すごくすごく救われた。

私に彼氏がいること知ると。すごく嬉しそうな顔して、

看護婦さんにまで、

この子、彼氏できたんだって、と。笑

そんなに心配かけてたんだなぁと。

お前の誕生日を命日にしないよ!

パパは強いよ!

お家に絶対に帰るって。

力強い言葉もたくさん聞けて.


この姿を見れただけで、あと何もいらない。

あと、昨日の記憶はほとんどないみたいで、

私たちと面会をしたことも覚えていないみたい。

そのくらい意識が朦朧としてたのだとしたら、

良かった。


おばちゃんたちには

こんな弱ってる姿を見せたくないから、

会いたくない と言っていて。

たくさん話して、

笑ってもくれて、

おばちゃんたちとカフェ寄っておごってあげてね!って。

 


なので、星乃珈琲店に寄り、

カレーとアイスティーを。





そして寝不足すぎるのだけど、

母親の運転の方がこわかったので、

私が気合を入れて運転。

お家に無事帰り、お風呂に入り、

今一休み。


カフェに寄れる感情になれて本当に良かった。

父がいるだけで幸せという気持ち。

父とやりたいこと やってあげたいこと

何もいらないという無欲な気持ち

それから、私も健康を第一にしよう!と

本当に思った。


HCUにはいろいろな患者さんがいて、

どの人たちもどの家族たちもみんな頑張っている。

そして、看護婦さんたちもお医者さんたちも、

本当にみんなみんな頑張ってくれてる。


みんなが、心から納得出来る選択を取れますように。

苦しくない最期を迎えられますように。